新春ごあいさつ

新年のあいさつ
日本労働組合総連合会
会長 髙木 剛
 新年あけましておめでとうございます。
 わが国経済は、景気回復が長期化し、デフレから脱却する動きが強まっていますが、私たち働く者にとって景気回復の実感はありません。定率減税の全廃をはじめ毎年の社会保険料の引き上げなど、自己負担の増加や社会保障の給付削減により家計の負担増は今も続いています。
 昨年は小泉政権が幕を閉じ、安倍政権が誕生し3ケ月が過ぎましたが、安倍政権も構造改革路線を継承するとともに経済成長至上主義のもと、企業減税を主導しつつ「労働」や「家計」等を軽視する政治スタンスを引き継ぎ、働く者の家計の可処分所得は相変わらず目減りを続けており、個人消費の低迷を招いております。
 また、格差社会の深刻化にも有効な手だてを講じられない状況が続いております。このような社会問題化している「格差社会・二極化」に歯止めをかけるため、非典型労働者の権利と処遇の改善などに積極的に取り組んでいく必要があります。さらに「負担増・給付削減」などにピリオドをうち国民が安全かつ安心して暮らせる社会を構築するために果敢に挑戦していかなければなりません。
 2007年のキーワードは「反転」です。
 当面する2007春季生活闘争の最大の狙いは、労働分配率を反転させ、付加価値の配分状況の歪み−−−付加価値の多くは企業や経営者、株主に配分され、労働者への配分はマイナスという状況−−−を是正させることです。また、中小労働者の格差問題、パートタイマーや派遣労働者等非典型労働者の処遇改善、過長な時間外労働の改善等の重要な課題にも積極的に取り組みます。
 さらに、労働契約法やパート労働法の制定問題や労働市場の包括的規制改革を推し進めようとしている動きにも注意深く対応していかなければなりません。
 労働組合組織率の反転も急務です。構成組織・地方連合会が一丸となって組織化にチャレンジしその復元をめざし頑張り合いたいものです。
 今年は選挙の年です。春には統一地方選挙、初夏には参議院議員選挙が執り行われます。連合は、格差是正と安心と信頼の社会の実現に向け、政治の反転ですみやかに政権交代をめざす道筋を確立するためにも連合推薦候補の完全勝利をめざし、組織の総力をあげ「猪突猛進」で頑張っていきます。
 労働組合や事業団体等のみなさまのご理解ご協力を重ねてお願いし新年のごあいさつとします。
笹森 清(中央労福協会長)
髙木 剛(連合会長)
岡田 康彦(労金協会理事長)
石川 太茂津(全労済理事長)
小倉 修悟(日本生協連会長)
浅野 浩(勤住協理事長)
武田 民雄(全住連理事長)
景山 弘二(全国会館協会長)
米村 喬(全勤旅会長)
藪内 義弘(全国労信連会長)
小野寺 良(日本再共済連理事長)
菅野 正純(労協連理事長)
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