労働者自主福祉運動シンポジュウムを開催 |
|
活動期間 |
: |
2014年6月2日(月) |
内 容 |
: |
2014年6月2日(月)、田町交通ビルにおいて、252名の参加者のもと、東京労働者福祉協議会・中央労金労組・全労済労組東日本総支部の共催による「労働者自主福祉運動シンポジュウム」を開催しました。
冒頭、遠藤会長から、「2012年国際協同組合年を契機に、労金・全労済・生協・JA等の協同組合が社会を変える活動に奮起して取り組み、2013年以降も運動を展開・継承しているなか、労金と全労済の労働組合も問題意識をもち、本シンポジュウムの開催に至った。この機会を通じ、労働者自主福祉運動の歴史や労福協運動を理解し、私たちがなすべきことを考えてもらいたい」との挨拶がありました。その後、安藤中央労金労組中央執行委員長からもこの間の経過が報告され、「労働運動と生協・労金・全労済運動の理念と歴史を改めて学習し、労働者自主福祉事業団体で働く者と労働団体が『ともに運動をすすめる主体』となり、今後の活動につなげてほしい」と挨拶されました。
基調講演は、中央労福協のアドバイザー・高橋均氏による「労働運動と労働者自主福祉運動の過去・現在・未来」。労働運動・労働者自主福祉運動の歴史を振り返り、労金や全労済がどういう背景で生まれ、発展してきたのか、運動の創世期の「貧困」、現在の「貧困+孤独」という社会情勢下では、「助け合い」を理念とする労働組合・協同組合は社会から必要とされる組織であり、「血の通った温かいお金」の拡大をはかる労金や全労済の存在が重要であること、「労福協の理念と2020年ビジョン」の実現にむけて労働者自主福祉事業団体がめざすべき姿などについて示唆に富んだ講演をいただきました。
続くパネルディスカッションは、「これからの労働者自主福祉運動を考える」がテーマでした。大森事務局長をコーディネーターとし、労福協が主催する「福祉リーダー塾」の卒塾生および労組役員がパネラーを務め、日々の業務や活動のなかで考える「運動と事業」、活動を通じて感じている課題とその解決策、今後どういった活動をめざしていきたいか等について、活発な議論を行いました。最後に、全労済労組東日本総支部の前田総支部執行委員長の挨拶で閉会となりました。
このシンポジュウムを通じて、労働者自主福祉運動が社会に対して果たしてきた役割を再認識し、時代が変わってもその役割は変わらないことを確認しました。今後、労働者自主福祉運動の「めざすべき姿」の実現を共通の目的として、連合・労福協・労働組合・労働者福祉事業団体がより強い連携をはかっていくことが重要であり、そうした連携とあわせて、労働者自主福祉運動の担い手として、所属する組織の中で求められる役割と責任を果たしていかなければならないことを確認しました。
|
添付資料 |
: |
|
|