理念・歴史・政策セミナー |
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活動期間 |
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2020年9月9日(水)~2020年9月10日(木) |
内 容 |
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岐阜会場の様子 |
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土岐支部会場の様子 |
2020年9月9日(水)「ワークプラザ岐阜」5F大ホール、2020年9月10日(木)土岐支部主催で「土岐市文化プラザ」視聴覚室の2会場において、2020年度理念・歴史・政策セミナーを開催しました。
今年度は、講師に労働者福祉中央協議会講師団講師の黒河悟氏をお招きし、「労働者自主福祉運動の発展に向けて」~中央労福協70年の歩みと2030年ビジョン~と題して講演いただきました。
最初に、「中央労福協70年の歴史(歩み)の押さえどころ」について、連合結成の前後に区切って、労福協の歩んできた歴史の説明がありました。
まず、設立から連合結成まででは、①労福協は「福祉はひとつ」ではじまったこと、②労働者のための福祉と労働者・労働組合が主体となったことなどが押さえどころとして触れられました。特にその中で、1953年の労働金庫法の制定前に31の都道府県で労働金庫(前身も含む)が設立されたこと、そして1954年大阪福対協が全大阪労働者共済生活協同組合を設立し、火災共済事業を開始するも、翌年火災共済事業を開始した新潟で5か月後に新潟大火が発生し、存立の危機を克服したことなどが、力強く語られました。
次に、連合結成後の労福協については、①未組織労働者や国民的福祉へと運動領域を拡大してきたこと、②地方では2003年から「行動し、提案する労福協」をスローガンに、「ライフサポート事業」の全国展開の取り組みや、「フードバンク」「こども食堂」などに対する支援活動の取り組みを行ってきたことなどが紹介されました。
また、「中央労福協2020年ビジョンの振り返り」では、策定された2010年当時の社会・経済状況や2020年ビジョンがめざし、実現しようとしたことなどについて説明がありました。
最後に、「2030年ビジョン策定の中で、議論されてきたこととこれからの実践について」①2030年ビジョンの押さえどころや、②ビジョンを実践していくうえでの課題などが触れられました。
当日のそれぞれの会場は、コロナ禍での開催により定員を制限したこともあり、例年よりは少ない参加人数となりましたが、用意した席がほぼ埋まり、岐阜会場:48名、土岐支部会場:33名の参加者がありました。両会場とも若年層の参加者も多く、講演を熱心に聞き入る様子が見受けられました。
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添付資料 |
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