内 容 |
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◆ 福島県消費者ネットワークが主催し、「ライフサポートふくしま」などが共催の消費者力講座Ⅰが昨年に引き続き開催されました。
◆ 各生協、漁協女性部、地区労福協始め連合加盟の労働組合の方々が参加され、1日目の郡山、2日目のいわき合わせて計44名の受講となりました。
◆ 講師には前回お越しいただき好評だった、財団法人日本消費者協会消費生活コンサルタントの広重美希さんをお迎えしました。午前10時からお昼休憩をとり午後3時まで、4時間余りの講義を皆真剣な面持ちで受けられました。
◆ 午前の部は「なぜ消費者力なの?」「契約」と題しての講義をしていただきました。
どれも私たちの生活に必要な知識で、分かっているようで分かっていない部分が多々あることに気づきました。
私たちは、消費生活について積極的に学ぶ機会が少ないことから、知識不足による消費者被害(オレオレ詐欺・架空請求詐欺など)が多発していること、賢い消費者になるための能力が「消費者力」であり、自己責任を求められる消費者はこの「消費者力」が必要であるとお話下さいました。
ご自身が消費生活相談員として受けた具体的事例を通して、大変分かりやすく講義していただきました。
◆ 午後の部は「悪質商法」「衣生活」「食生活」と題しての講義をしていただきました。
訪問販売・通信販売・電話勧誘販売など、身近に起こりうるトラブルをどのように未然に防ぐか、またどのように対処すべきかなど、クーリングオフや契約の無効・取消・解除等についても詳しくお話いただきました。
衣生活では衣類の表示義務についてやクリーニングトラブルについてなど、食生活では食品衛生法やJAS法について、消費期限と賞味期限について、食品の安全性の観点から食中毒やフードディフェンス(食品に異物や毒物を故意に混入する行為を防ぐこと)についてを学びました。
◆ 受講者の皆さんからは【判っているようでうろ覚え・あいまいな知識を明確に出来た」「普段は自己判断で生活していたが正しい知識を身につけたい」「自分自身や周りの人達へも毎日の生活を安全に過ごす事ができるように気をつけたりアドバイスが出来るようになりたい」などの感想が寄せられました。
消費者トラブルは他人ごとのように思われがちですが、誰もが消費者であり、誰もがトラブルに巻き込まれる可能性があります。消費者自身が賢い消費者になり、暮らしやすい環境で安定した生活を送るために一人ひとりが「消費者力」を高めていきましょう。
◆ 10月には下記の日程で「消費者力講座Ⅱ」の開催を予定しております。
今回受講された方はもちろん、10月のみの受講も可能ですので、多くの皆様の参加をお待ちいたしております。
※ 講座の模様は添付ファイル写真集でご覧ください。
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