報告日:2007-12-13
「暮らしの安心、ゆとり創造フォーラム」を開催
 
活動期間 2007年12月8日(土)
内   容
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片山理事長から挨拶
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高木郁朗名誉教授の講義
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NPO法人もやいの湯浅誠事務局長
今こそ、安心・安全の労働者自主福祉運動を創造しよう!
〜「暮らしの安心、ゆとり創造フォーラム」を開催〜

◆これからの福祉運動で大切な「5つのキーワード」
 埼玉労福協は12月8日(土)、さいたま市のときわ会館で、2007年度の「暮らしの安心、ゆとり創造フォーラム」を開催しました。本年度のテーマは、雇用格差や所得格差が一層拡大し、年金や医療、介護をはじめとする社会保障制度の基盤も大きく揺らぐ中で、私たち働く者の労働者自主福祉運動の課題と今後のあるべき方向性を探求する「自立と選択の福祉ビジョン」と、格差や二極化の固定化が、如何にワーキングプアや「貧困層」を拡大させているか、その現実と構造<カラクリ>を知る二つです。
 基調講演「労働者のための、労働者による労働者福祉論」では、日本女子大学の高木郁朗名誉教授が、これからの労働者自主福祉運動を創造していく上で次の5つのキーワードが必要と力説されました。
1番目は、どんなリスクに遭遇しても人間としての尊厳を守る「ソーシャル・セーフティネット」、
2番目が、医療や介護、育児、教育などの非貨幣的ニーズに対応する社会的サービスとしての「ソーシャル・サービス」です。
3番目は、連合が提唱しているように労働を基本として福祉社会の構築としての「ワークフェア(雇用の福祉)」です。
そして4番目が、営利を目的としない地域のニーズにもとづく財・サービスの生産を担う社会的企業としての「ソーシャル・エンタープライズ」です。
5番目が人と人がつながりコミュニティを大切にする人間関係資本としての「ソーシャル・キャピタル」です。
高木先生はこのために、「5つのキーワードをコンセプトとした労働者自主福祉運動のリーダー」を育成することが最重要課題であることを強調されました。

◆貧困の現実を見つめ、自立を支援する社会的仕組みを
 また、午後の部で「大量生産される現代日本の<貧困のカラクリ>を解く」のテーマで講演した「NPO法人生活自立支援センター・もやい」の湯浅誠事務局長は、1000件を超す生活保護申請の支援活動の体験と、自己責任ではどうにもならない貧困やワーキングプアの現状について詳しく述べるとともに、自立を支援する社会的仕組みが今こそ必要であることを提起してくれました。

当日は連合埼玉の各組合の役員、連合埼玉の推薦地方議員、地域労福協、各事業団体、そしてNPO関係者など82名が参加し、二人の講師からの課題と問題提起を真剣に受け止め、人間の尊厳が保障された真のセーフティネットが敷かれた安心の社会保障制度を確立していくためにも、共助としての新しい労働者自主福祉運動をネットワークで展開していくことを確認し合いました。

添付資料
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