活動報告
報告日:2012-10-05
創立50周年を迎えて(福島県労福協50周年記念誌)
 
活動期間 2012年9月8日(土)
内   容
福島県労働福祉協議会 会長 影山道幸
創立50周年を迎えて

福島県労働福祉協議会
会 長 影山 道幸

 福島県労働福祉協議会は1962年9月8日に結成され、以降、強力な団結と相互扶助の精神に基づき勤労者の福祉活動を総合的に推進し、社会保障制度の確立等を求めながら、着実に進展を遂げ、本日記念すべき50周年を迎えることができました。
 半世紀の永きにわたり私どもの運動を支えて頂いた福島県並びに関係団体、そして加盟団体や友誼団体のご支援に対して心から感謝を申し上げます。また、今日まで共に運動を進め、組織の基盤づくりのためにご尽力を頂いた先輩諸氏に心から敬意を表します。

 さて、50年の節目を迎えた今日の情勢は、格差拡大や貧困問題、セーフティネットの不十分等社会は底割れした状況に陥っています。特に近年は、失われた10年と言われるように、デフレが長期化し、社会的公正や安心安全という社会基盤が大きく揺らぎ、特別な時代潮流を迎えていることは紛れもない事実であります。働くことは、生きることであり、これを死守することこそが私たちに課せられた最大の課題といえます。

 2011年3月11日におきた東日本大震災。

 わが福島県は地震、津波、原発事故とそれに伴う風評被害という未曾有の災難にあい、当時の死者・行方不明者は2万人を超え、いまだ16万人の県民が県内外で避難生活を余儀なくされている状況にあります。
 そうした中で迎えた50周年。私たちはこの複合的な大震災から生まれた様々な問題をしっかりと検証し、新たな福島県を創り上げるため加盟する労働団体や事業団体と強力な連携を図り、総力をあげた取り組みをしていかなければなりません。

 2012年を復興元年とする時、福島県労福協は結成して50年。共助・協同・連帯を基本とし、「絆」が組み込まれた安心社会の実現に向けて全精力を傾注して取組みを進めて行かなければなりません。改めて、大きな転換期を迎えたいま福島県労福協が創立以来果たしてきた役割や今後の組織の在り方をも検証し、頼られる運動をめざし、さらなる飛躍を遂げることをお誓い申し上げごあいさつとさせていただきます。

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