活動報告
報告日:2019-06-01
山形県労福協「講演会」
 
活動期間 2019年5月28日(火)
内   容
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講師の花井事務局長
山形県労福協「講演会」

日時 2019年5月28日(火)15:30~
会場 大手門パルズ3階「柊・橘」
講師 労働者福祉中央協議会 事務局長 花井圭子 氏
演題 2019年度活動計画と2030年ビジョンの策定に向けて



 5月28日に大手門パルズにて「山形県労福協 講演会」を開催し、労働者福祉事業団体、各地区労福協、連合山形構成組織などから役職員80名の参加がありました。講師には、中央労福協の花井圭子事務局長にお願いし「2019年度活動計画と2030年ビジョンの策定に向けて」と題して講演いただきました。
 講演前半は「中央労福協2019年度活動計画」に関して、生活困窮者自立支援制度の拡充と社会的包摂の推進、社会保障制度の再構築と所得再分配機能の強化、多重債務対策の強化などの取り組み、ライフサポートの推進、協同事業と労働者福祉運動の基盤強化などの活動計画に加え、今年11月の結成70周年記念事業などに取り組むことを説明しました。
 また、重点課題の一つ「奨学金制度改善・教育費負担軽減の取り組み」に関しては、本年通常国会で成立した「大学等における修学の支援に関する法律」は、低所得者世帯を対象に授業料減免と給付型奨学金が拡充され、貧困の連鎖防止や低所得者支援策という点では一定の前進と評価した一方、対象者が「真に支援が必要な低所得者世帯」に限定され、将来的な「高等教育の無償化」への道筋も見通せず、中間層と低所得者の分断を強めかねないなど、多くの問題と課題が残されている、と指摘しました。
 続いて講演後半は、中央労福協結成70周年となる今年11月に策定予定の「2030年ビジョン」ついて、2009年に策定した「2020年ビジョン」からの10年間を振り返り、その成果と課題、社会情勢の変化も踏まえて検証・見直しを行っていることを説明しました。そして、私達の今後10年間の進むべき道、活動の方向性をより確固なものとなるようなビジョン策定に向け、全国各地域の皆様からもご意見を頂戴したい、と締め括りました。
 質疑応答では、参加者2名から「高額な大学授業料と大学運営交付金引下げの問題について」「労福協・連合運動を若年組合員に伝える“シンプルな”教宣ツールを提供してほしい」との質問・意見があり、大変有意義な講演会となりました。


添付資料
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