活動報告
報告日:2023-12-13
2023年度理念・歴史・政策セミナー
 
活動期間 2023年12月11日(月)~2023年12月11日(月)
内   容
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   講師 山本幸司氏
2023年12月11日(月)に「ワークプラザ岐阜」5階ホールにおいて、会員・各支部の役員をはじめ、若手役職員の合計77名の参加により、2023年度「理念・歴史・政策セミナー」を開催しました。
 今年度は、講師に労働者福祉中央協議会講師団講師の山本幸司氏をお招きし、「歴史的分岐点にたつ世界と日本!時代に向き合い『労金・労済の原点に学び、志をもって労働者自主福祉運動を推進しよう!』~持続可能な暮らしと地域社会のために~」をテーマに講演をお願いしました。
 最初に「私たちはどういう時代をいきているのか/歴史的分岐点」について、核戦争や地球温暖化による環境が激変している「人新生」の時代であること、また、日本社会の基盤的条件の変化と没落し漂流する日本において、労働組合を最も必要としている人達に労働組合はなく、共助を最も必要としている人達はその輪の外に置かれている実態の説明がありました。2つ目には、「引き受けるべき日本の現実=激変している社会構造」について、労働者階級の非正規労働者のうち、貧困状態のため、家計補助的に働いているパート主婦等最下層に新しい階級=アンダークラスが生み出されたことや、人口減少・少子化・高齢化・生産年齢人口の減少による持続可能性を脅かす人口動態であること。3つ目には、「労働運動、協同組合運動は社会を変える力をもっているのか?」について、今の時代だから引き継ぎたい労働者自主福祉運動の歴史と教訓として、労福協・労働金庫・こくみん共済の生い立ちについてお話がありました。最後には、未来への大分岐の時代、持続可能な社会のために①持続可能な社会とは、若者・子どもの未来を奪わない社会②歴史に学び「目線は低く志は高く」③福祉は一つ!労働運動と協同組合運動のダイナミックな連携により持続可能な暮らしと地域社会を自分達の足元から創りだす④「トライ&エラー」をおもしろがる作風、文化が不可欠の4つのお話で締めくくられ、最後まで熱意のこもった有意義な講演でした。

添付資料
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