
【事業活動内容】
東日本大震災の津波により被災した岩手県沿岸地域。岩手県陸前高田市と大船渡市の市花である「椿」を軸として、陸前高田市から被災土地で未活用の1万坪を借り受け、椿の植樹活動を行っている。被災土地を美しい景観にする。そこから産業を創出し、雇用創出につなげる。被災土地に椿を植えいずれは緑地化、産業化そして地域の子どもたちへの学習へとつなげ椿の花でうまるレッドカーペットを育てる取り組み。

【雇用の創出と就労支援】
植樹された椿から、椿茶などの商品を開発・製造しており、その製造工程において、2024年5月現在で岩手・宮城沿岸地域の障がい者施設12カ所と連携、障がい者、高齢者、ひきこもり、育児や介護で時間的な制約がある人々など日々70名以上の体制を作り上げており、多様な人々の雇用創出や就労支援を行っている。

【助成金の利用方法】
椿苗の購入、黒土や遮光ネット・ポールの購入、メンテナンスするための肥料等の購入
【RCPからの声】
岩手労福協さんは2021年から支援金および植樹へのボランティア活動をしていただき感謝しております。参加者には必ずお子様も連れて来ていただいて楽しく和気あいあいと植樹作業を行い、さらに昨年度からはガード(プラスチックカバー)も使うようになり、お子様たち、親たち、参加者全員が日付や絵を描いたり、お子様を入れたりと本当に素晴らしいお時間を作らせていただいております。
また、地元数社の企業が椿茶や椿林檎ジュースなどの椿商品を製造しており、その原料となる椿葉生産にはB型の就労支援施設さんが行っていますが、集中した採取場所が少なく、採取に出かけるのはあちこちと分散されて苦労されています。この植樹された椿が育てば、集中した場所で採取が可能となり、生産活動が楽になります。そしてさらに就労支援「誰一人取り残さないSDGs」をこの地に増やしていけると期待しております。
