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新年のご挨拶

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2022年1月1日

 新年明けましておめでとうございます。
 2020年初頭から始まった新型コロナウイルスの感染拡大により、国民生活は一変し、格差や貧困、社会の分断が深刻になり、出口の見えない不安な状況が続いています。日本社会の脆弱さが浮き彫りとなった今、公的支援の強化を求め、安心して暮らせる社会にむけて継続的に取り組むことが重要です。コロナ禍の中で立ち上げた、「生活・就労応援基金(ろうふくエール基金)」には、様々な団体や個人から多くのご協力をいただき、困難を抱える人たちへの生活・就労支援活動を応援してきました。本基金へのご協力に感謝申し上げるとともに、引き続きのご理解・ご協力をお願いいたします。
 中央労福協は昨年、第3期「奨学金制度改善・教育費負担軽減」運動をスタートしました。第一弾の取り組みとして、奨学金返済や保護者の教育費の負担を軽減する税制支援の実現をめざし、オンライン署名を実施しています。ご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。取り組みは始まったばかりです。皆様とともに、誰もが安心して学べる社会に向けて大きなうねりを作り、共感を呼ぶ社会運動をめざし進めていきます。
 私たちは、コロナ禍により行動が制限される中でも、新たな手法を取り入れるなど、創意工夫を凝らし運動に取り組んで参りました。これまでの運動で培った経験を糧に、時代に即した運動スタイルを取り入れてこのコロナ危機を乗り越えていかなければなりません。そのためには、労福協・労働団体・福祉事業団体が連携し一丸となって取り組んでいくことが必要です。
 また、共助の輪を地域に広げ、SDGsがめざす「誰一人取り残さない」持続可能な社会を創造するために、「今こそ、労働者福祉運動の出番」との気概を持ち、ポストコロナ社会に向けての労働者自主福祉活動を進めて参ります。「2030年ビジョン」の実現をめざし、ともに前進していきましょう。引き続きの皆様のご支援をお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

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